こんにちは。Camp Hackers Baseの「焚守シロウ」です。
最近、週末のリフレッシュとして山梨でのサウナやグランピングに注目が集まっています。都心から車で約90分というアクセスの良さに加え、雄大な富士山を眺めながらの外気浴は格別の体験です。しかし、いざ予約しようとすると、日帰りで気軽に楽しめる場所や、学生でも利用しやすい安い施設、あるいはカップルで静かに過ごせるプライベートな空間など、選択肢が多くて迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。また、大切なペットと一緒に泊まれるドッグラン付きの施設をお探しの方も多いはずです。

この記事では、そんな皆様の疑問やこだわりに寄り添い、失敗しない施設選びのポイントを余すことなくお伝えします。
この記事のポイント
- 予算や目的に合わせた山梨エリアの最適な施設選びの基準
- 日帰り利用やペット同伴などニッチな条件に対応したスポット
- サウナの水風呂温度やロウリュ可否など通なスペックの見方
- 急な予定変更でも損をしないための賢い予約トラブル対策
山梨のサウナやグランピングを楽しむおすすめエリア
山梨県は日本一の「サウナ県」と言っても過言ではないほど、質の高い施設が密集しています。天然水が豊富なこの土地は、サウナ後の水風呂のクオリティが段違いなんですよね。しかし、ひとくちに山梨と言っても、富士山を間近に望むエリアや、深い森の中で静寂を楽しむエリアなど、その特徴は様々です。ここでは、目的や予算に合わせて、絶対に外さないおすすめのエリアと施設の特徴を、私の体験談を交えながらご紹介します。
安い料金で整うコスパ最強の施設

「グランピング=高い」というイメージ、どうしてもありますよね。確かに、フルコースのディナーが付いて、ホテルのようなサービスを受けられる施設は、1泊3万円以上することも珍しくありません。しかし、学生さんや若いサウナーの方々にとって、そこまでの出費はなかなか痛いもの。でも諦めないでください。工夫次第で、驚くほどリーズナブルに楽しむ方法があるんです。
最もおすすめなのが、食事なしの「素泊まりプラン」を活用することです。グランピングの料金の多くは、実は豪華な食材費が占めています。ここをカットして、地元のスーパー(山梨なら「オギノ」や「セルバ」などが有名ですね)で、新鮮な野菜やお肉、そして地酒を買い込んで持ち込めば、食費を大幅に抑えつつ、自分たちだけのオリジナルBBQが楽しめます。
例えば、富士急グループが運営する「PICA Fujiyama」などは非常に狙い目です。ここはキャンプ場の延長線上にある高規格施設という位置付けなので、素泊まりであればかなり安価に宿泊できます。そして肝心のサウナですが、敷地内にあるトレーラー型のサウナをオプションで予約するスタイルです。
グループ利用でさらにお得に
このPICA Fujiyamaのサウナ料金は「1組あたり」の設定になっていることが多いので、ここがポイントです。もし4名〜6名のグループで利用すれば、サウナ代を人数で割ることができます。宿泊費と合わせても、1人1万円を切る価格で、本格的なフィンランド式サウナとグランピング体験が可能になるんです。
コスパ重視の選び方豪華な食事がセットになったプランも魅力ですが、近くのスーパーで地元の食材やお酒を買い込んで持ち込む「素泊まり」なら、宿泊費を大幅に節約できます。浮いたお金で、近隣の日帰り温泉(「ふじやま温泉」など)を追加で楽しむのも賢いプランですね。
また、「Dot Glamping 富士山」のような施設もチェックしておきたいところです。ここは絶景サウナがありながらも、時期によっては非常に手頃な価格で宿泊できるため、「映え」と「コスパ」を両立したい方には打ってつけです。特に平日や冬場のオフシーズンは料金が下がる傾向にあるので、学生さんの卒業旅行などにもぴったりかなと思います。
日帰りで楽しむ気軽なアウトドア

「仕事が忙しくて宿泊する休みは取れない」「でも、週末にサクッと大自然の中でととのいたい」というニーズ、最近すごく増えています。私の周りのサウナ仲間も、土曜の朝に出発して夕方には帰ってくる弾丸サウナ旅をよくやっています。しかし、ここで一つ大きな落とし穴があります。
実は、多くのグランピング施設は「宿泊者専用」となっており、日帰り利用(デイユース)を受け付けていないケースが大半なのです。せっかく現地まで行ったのに、「宿泊の方以外はお断りしています」と言われたら目も当てられません。
検索時の注意点「サウナ グランピング 山梨 日帰り」で検索して出てくる施設の多くは、実は宿泊プランのみの場合があります。WEBサイトのプラン一覧をよく見て、「日帰り」「デイキャンプ」という文字があるかを必ず確認してください。
そんな中で、私が自信を持っておすすめできるのが「おそとのてらす 南アルプス」です。ここは明確に「日帰りサウナプラン」を用意してくれている貴重な施設です。手ぶらで訪れて、本格的なアウトドアサウナでしっかりと汗を流し、甲府盆地の街並みを見下ろしながら外気浴を楽しむ90分間。これはもう、言葉にできないほどの開放感です。アメニティも揃っているので、本当に身一つで行けるのが嬉しいポイントですね。
さらにワイルドな「川サウナ」なら

もしあなたが、もっと自然と一体になりたい、ワイルドな体験を求めているなら、「Flora Campsite」のデイキャンプ利用も検討してみてください。ここの最大の魅力は、なんといっても「天然の水風呂」です。サウナで熱々になった体を、目の前を流れる南アルプスの名水尾白川の清流に投げ出す体験は、屋内のサウナ施設では絶対に味わえません。
ただし、川サウナを楽しむ場合は、必ず水着の着用が必要です。また、川底の石で足を怪我しないよう、マリンシューズやサンダルを持参することをおすすめします。自然相手のアクティビティなので、天候による川の増水など、安全管理には十分気をつけましょう。
カップルに人気のプライベート空間

カップルでサウナグランピングを楽しむ場合、最も重要視すべきは「プライバシー」と「動線」です。一般的な温浴施設や、大浴場併設のグランピング施設では、サウナに入る時は男女別々になってしまいますよね。「後でね」と別れて、それぞれ黙々とサウナに入るのも良いですが、せっかくの旅行なら、感動を共有したいものです。
そこでおすすめなのが、客室内に専用のサウナと水風呂が完備されている「完全個室・ヴィラ型」の施設です。河口湖にある「AWAUMI 富士河口湖リゾート」や「The Villa Glamping」などは、その代表格と言えます。これらの施設は、隣の部屋との距離が保たれていたり、高い塀で囲まれていたりと、二人だけの世界に没頭できる工夫が随所に施されています。
自分たちの部屋にサウナがついているメリットは、プライバシーだけではありません。サウナから出て、水風呂に入り、外気浴をするまでの「動線」が最短で完結するんです。誰にも気兼ねなく、好きな音楽をかけながらセルフロウリュを楽しみ、二人だけのペースで水風呂と外気浴を繰り返す。そして冷えたらすぐに温かい部屋に入ってベッドにダイブする。そんな濃密な時間は、二人の絆をより深めてくれるはずです。
水着着用のルール確認をプライベートサウナであっても、屋外スペースが完全に目隠しされていない場合や、スタッフが出入りする可能性がある場合は、水着の着用が推奨されることがあります。念のため水着は持参しておくと安心です。
また、カップル利用の場合は内装の雰囲気も大切ですよね。ドームテント型の客室は非日常感があって素敵ですが、音漏れが気になる場合もあります。静かに過ごしたいなら、防音性の高いコテージタイプやヴィラタイプを選ぶのが正解かもしれません。
ペットや愛犬と泊まれるドッグラン

愛犬家にとって、旅行先に「わんちゃん」を連れて行けるかどうかは、施設選びの絶対条件ですよね。でも、単に「ペット可」というだけで選んでしまうと、現地に行ってから「ケージから出さないでください」「ベッドの上は禁止です」といった制約が多くて、愛犬も飼い主も窮屈な思いをしてしまうことがあります。
山梨エリアには、そんな悩みを吹き飛ばしてくれる素晴らしい施設があります。例えば、山中湖の「グランピングヴィレッジTOTONOI」です。ここには、最大150平米という圧倒的な広さのプライベートドッグランを備えた客室があります。150平米といえば、一般的なテニスコートの半分以上の広さです。これなら大型犬でも思いっきり走り回れますよね。
特筆すべきは、広大なドッグランとサウナが併設されている点です。飼い主さんが交代でサウナを楽しんでいる間も、ワンちゃんはすぐそばの広いお庭で走り回ることができるので、お留守番のストレスを感じさせません。
事前に確認すべきチェックリスト
ペット同伴グランピングを成功させるために、以下の項目は予約前に必ず確認しておきましょう。
| 確認項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 頭数・サイズ制限 | 大型犬はOKか?多頭飼いは何頭まで可能か? |
| ドッグランの種類 | お部屋専用のプライベートランか、他の犬と共有か? |
| 室内設備 | ケージ、トイレシート、足洗い場などのアメニティはあるか? |
| 食事のルール | レストラン同伴可か、部屋食で一緒に食べられるか? |
もし関東近郊で、山梨だけでなく千葉や那須など幅広いエリアも含めて検討したい場合は、以下の記事も詳しくまとまっているので参考にしてみてください。
犬連れグランピング 関東で選ぶ都県別おすすめ18選 完全ガイド
富士山の絶景を望む極上の外気浴

山梨でグランピングをする最大のメリット、それはやはり「富士山」という最強のコンテンツがあることです。サウナで極限まで熱された体を水風呂で引き締め、休憩椅子(インフィニティチェア)に体を預けた瞬間、目の前に日本一の山がドーンと聳え立っている。この視覚的なインパクトは、脳内の快楽物質をドバドバと出してくれるような感覚があります。
特に山中湖や河口湖エリアの施設では、この「富士山ビュー」を計算し尽くした設計がなされています。サウナ室の窓が額縁のように富士山を切り取るように配置されていたり、外気浴スペースが富士山に向かって開けていたりと、どこにいてもその存在を感じることができます。
天候リスクとおすすめの時期
ただし、自然相手のことなので、富士山は天候によって全く見えないこともあります。「見えたらラッキー」くらいの気持ちで行くのが精神衛生上良いですが、どうしても絶景サウナを楽しみたい方は、時期を選ぶことが重要です。
実は、富士山が綺麗に見える確率は季節によって大きく異なります。気象庁のデータなどを見ても、空気が澄んで乾燥している冬場(12月〜2月頃)は、他の季節に比べて晴天率が高く、くっきりとした富士山を拝める可能性がグッと上がります(出典:気象庁『過去の気象データ検索』)。
冬のグランピングは寒いと思われるかもしれませんが、薪ストーブの暖かさが骨身に染みる季節でもあります。冷え切った外気の中で行う外気浴は、夏場とは違う、凛とした透明感のある「ととのい」をもたらしてくれますよ。
山梨のサウナやグランピングで失敗しない予約術
行きたいエリアや施設が決まっても、予約の段階で躓いてしまったり、当日行ってから「思っていたのと違う」となってしまっては台無しです。特にグランピングは決して安い買い物ではないので、後悔はしたくないですよね。ここでは、私自身がいつも実践している、賢い予約方法やスペック確認のコツ、そして意外と知られていないリスク対策について伝授します。
4人以上の大人数でも快適な大型棟

学生時代の友人グループや、2家族合同での旅行、あるいは3世代での家族旅行など、大人数でグランピングを利用したいというシーンは多いと思います。しかし、一般的なホテル予約サイト(OTA)で検索すると、「2部屋に分かれてください」と表示されたり、最大定員が4名までの部屋しか出てこなかったりすることがよくあります。
みんなでワイワイBBQやサウナを楽しみたいのに、寝る場所がバラバラでは寂しいですよね。夜のリビングでの語らいこそが旅行の醍醐味なのに、部屋が分かれるとその楽しみも半減してしまいます。
そんな時は、最初から「1棟貸し」の定員数で検索できる専門サイトを使うのがスムーズです。例えば「リゾートグランピングドットコム」などの特化型サイトでは、定員数での絞り込みが非常にしやすく、「最大8名」や「最大10名」といった大型ヴィラも簡単に見つけられます。
大型棟ならではのメリット
定員数が多い「スイートヴィラ」や「大型ドームテント」は、単に広いだけでなく、設備もグレードアップされていることが多いです。冷蔵庫が大きかったり、トイレが2つあったり、BBQスペースが広々としていたりと、大人数でもストレスなく過ごせる工夫がされています。割り勘にすれば一人当たりの単価も抑えられるので、あえて大きめの部屋を狙うのも一つの戦略です。
人気施設をお得に予約するコツ

皆さんは予約サイトを選ぶ時、なんとなく「いつも使っているポイントが貯まるから」という理由だけで大手サイト(楽天トラベルやじゃらんなど)を使っていませんか? もちろんポイントを貯める「ポイ活」も大切ですが、ことグランピング施設に関しては、その選び方だと少し損をしているかもしれません。
実は、多くのグランピング施設において、公式サイトやグランピングに特化した予約サイトの方が、大手OTAに支払う手数料(送客手数料)がかからない分、「直販価格」に近い安価な設定になっていることが多々あります。
例えば、リゾートグランピングドットコムで無料会員登録をすると、一般には公開されていないシークレットセールや、会員限定の「数千円OFFプラン」が表示されることがあります。これは、ポイント還元率(通常1%〜数%)を遥かに上回る現金値引きです。その場で安くなるメリットは大きいですよね。
直前割と早割を使い分ける
また、予約のタイミングも重要です。「早割(30日前、60日前)」がお得なのは有名ですが、意外と狙い目なのが「直前割」です。施設側としては、空室のまま当日を迎えるよりは、安くしてでも埋めたいという心理が働きます。もし日程に融通が利くなら、宿泊日の1週間前くらいにサイトをチェックしてみると、驚くような価格で高級ヴィラが予約できることもあります。
子連れも安心なキャンセル保険とは

子供の急な発熱や同行者のトラブルでもキャンセル料が100%戻るキャンセル保険の解説イラスト
小さなお子様連れのファミリーにとって、旅行予約の最大の敵は「急な発熱」などの体調不良です。数ヶ月前から楽しみにしていたのに、出発の前日に子供が熱を出してしまい、泣く泣くキャンセル……。しかも、グランピングや貸別荘はホテルに比べてキャンセル規定が厳しく、1週間前からキャンセル料が発生するケースも珍しくありません。数万円、時には10万円近いキャンセル料が無駄になってしまうのは、精神的にもお財布的にも大ダメージです。
そんなリスクを回避できるのが、一部の予約サイトで導入されている「キャンセル保険」です。特にリゾートグランピングドットコムが提供している保険は非常に優秀で、予約時に数百円〜千円程度のわずかな保険料をプラスするだけで、加入できます。
数百円で買える安心「キャンセル保険」の凄さこの保険の最大の特徴は、本人だけでなく同行者(家族や友人)の病気やケガ、さらには急な出張などが原因のキャンセルでも、キャンセル料を100%補償してくれる点です。医師の診断書などの証明が必要になる場合が多いですが、それでも全額戻ってくる安心感は計り知れません。私なら、ポイント還元率よりも迷わずこの「安心」を選びます。
水風呂やロウリュなど条件で選ぶ

私たちのようなサウナ好き(サウナー)にとって、「サウナがある」という情報だけでは不十分です。「そこにあるサウナは、本当に『ととのえる』サウナなのか?」という点が一番気になりますよね。
例えば、以下のようなスペックの違いは、体験の質を大きく左右します。
1. 熱源の種類(薪 vs 電気)
電気ストーブは温度管理が楽で安定していますが、薪ストーブには独特の「ゆらぎ」のある熱と、薪が燃える音や香りのリラックス効果があります。自分で薪をくべる体験ができる施設(「piilo」など)は、アウトドアサウナの醍醐味を味わえます。
2. ロウリュの可否
自分の好きなタイミングでサウナストーンに水をかけ、蒸気を発生させる「セルフロウリュ」ができるかどうか。これは湿度が重要な日本のサウナーにとっては必須条件とも言えます。アロマ水が用意されているかどうかもチェックポイントですね。
3. 水風呂の水温とチラー
ここが一番重要かもしれません。冬場は水道水でもシングル(10度以下)になる山梨ですが、夏場は外気温の影響で水温が上がってしまいます。チラー(冷却装置)が入っている施設なら夏でもキンキンですが、そうでない場合は「氷」の投入サービスがあるか、あるいは持参が可能かを確認しておくと良いでしょう。
大手総合サイトの検索フィルターでは、ここまで細かい条件で絞り込むことは難しいですが、特化型サイトであれば、各施設の詳細ページにこれらのスペックが記載されていたり、サウナ室内の写真でストーブの種類を確認できたりします。事前のリサーチを徹底して、理想のサウナ環境を手に入れてください。
まとめ:山梨のサウナとグランピングでととのう

ここまで、山梨エリアでのサウナグランピングの楽しみ方と、失敗しない施設選びのポイントを詳しく解説してきました。都心から近く、水がきれいで、富士山という絶景がある。山梨は間違いなく、日本最高峰のアウトドアサウナ体験ができる場所です。
最後に、改めてポイントを整理しておきましょう。
- 予算を抑えたいなら、食事なしの「素泊まり&持ち込み」スタイルを検討する。
- 日帰り利用を考えているなら、必ず「日帰りプラン」の有無を明確に確認する。
- カップルやペット連れなら、周囲を気にせず過ごせる「プライベートヴィラ型」を選ぶ。
- 予約時は「キャンセル保険」に加入し、急なトラブルに備える。
- サウナのスペック(熱源、水風呂、外気浴)にこだわって施設を選ぶ。
日常の喧騒を離れ、自然の中で裸になって汗をかき、風に吹かれる。そんなシンプルな時間が、明日への活力をチャージしてくれます。あなたと、あなたの大切な人が、富士山の麓で最高のリフレッシュタイムを過ごせることを心から願っています。正確な情報は必ず各施設の公式サイトをご確認の上、安全に楽しんでくださいね。

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閲覧ありがとうございました!


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